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iRex iLiad で読書生活 [電子ブック]

先に
  http://blog.so-net.ne.jp/rey/2006-11-24
で書いたように、iRex iLiad の SDK が公開されました。
既にβテスターらによるユーザアプリケーションが幾つか公開されているので、
それを試すだけでもいろいろ遊べそうですが、
私はまだ時間が取れなくて試せていません。
その前に、iRex iLiad によって自分の生活がどう変わったかを
書いておこうと思います。

私はここ数年、本を読む機会がどんどん減っていました。
主に興味を持つのは技術書ですが、早々に入手困難になるものが多いので、
面白そうなものはついつい購入してしまいます。
この手の本は、版型が大きくページ数が多いものがほとんどで
満員電車の中では広げることもできず、
家で時間を確保しないと積ん読は増える一方でした。
もちろん、家の中で増え続ける本の置き場にも困ります。

ところが iLiad に入れることにより、こうした本を
通勤電車の中でも楽に読むことができるようになりました。
文庫本よりは大きいですが、片手で持ったまま
ページめくりまでできるので、操作性は iLiad の方が上です。
それだけでなく、電源を入れっぱなしにできるので、
数分の待ち時間にも本を読むようになりました。
これが、本を読む時間を予想以上に増やすことになりました。

もちろん、iLiad を使うことのデメリットも多いです。
使い勝手から見ると、ページめくり動作が遅いため
前後ページを見比べながら読むことが困難なことと、
A4 版の論文を読むには解像度が不足することが挙げられます。
前者については、私は基本的に iLiad は
最初に頭から通して読むための機械だと割り切っています。
二回目以降は、検索ベースで必要な箇所だけに高速アクセスしたいので、
同じ PDF ファイルを PC に入れて使うことにしています。
後者は、幸い私の購入する技術書は B5 版が多いのでなんとかなっています。
A4 版でも、Acrobat で周囲の余白を切り取れば問題なく読める場合が多いですが、
余分な作業が入ります。

その他、書籍を PDF 化するところにも問題があります。
私の持っている裁断機は、数十ページの書類を処理するには十分ですが、
1000ページ級の技術書では効率が悪すぎるので
知人の大型断裁機を借りてまとめて処理しています。
Fedex Kinko's が断裁サービスを安価に提供しているそうですが、
  http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0714/config114.htm
近所あるいは自家用車で気軽に行けるところに
そうした店があると嬉しいと思います。
PDF 化と OCR 作業自体は、今のところ ScanSnap で間に合っています。

こうした問題はありますが、iLiad は私の生活を変えてくれました。
SDK の提供開始によって、これがどのように進化していくのか楽しみです。


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