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MIAU の風に押されて、著作権問題とスマートデバイスの関係について考える [スマートデバイスを取り巻く環境]

個人的に音楽好きなので、近年の著作権者の
むやみな権利拡大傾向に嫌な気配を感じていています。
ちょうど今、文化庁の著作権に関するパブリックコメントが募集されているので、
何か文句の一つも書いてやろうかと材料を探していた矢先に、
古い Psion ユーザにはお馴染みのコラムニスト 小寺信良氏 らが
MIAU =「インターネット先進ユーザーの会」を立ち上げたという
ニュースを知りました。
  http://miau.jp/

会の名称に相応しく YouTube に専門チャネルを用意して公開された
設立記者発表会の模様を、いま全部見終えたところです。
動画は視聴に時間が掛かるのが難点ですが、
ニュースで編集された発言内容を読むのと比べると
やはり発言の意図が理解しやすいですね。
  http://jp.youtube.com/user/MIAUpub
これを見ての私の感想は、今の著作権拡大の状況は
音楽・映像に閉じた話ではなく、
例えば PDA やスマートフォンのユーザにも充分に悪影響が
考えられるものだということです。
音楽・映像の違法ダウンロード自体の違法化が規制された場合、
同様の論理を拡大して次に規制のやり玉に挙げられるのは、
日本語パッチを当てたアプリのダウンロードや、改造ファームウェアの
ダウンロードになる可能性が充分にあり得ると思うのです。

まあ、いかにもパブリックコメント対応のためにバタバタと立ち上げられたと
わかる体制や、情報通信政策まで手を広げられるの? とか、
文句をつけたい点も無いでは無いのですが、
インターネットの片隅で陰口を言っていても何も始まらない訳です。
とりあえず、私は MIAU の現時点の活動方針に賛同を表明すると共に、
目下のパブリックコメントへの個人的参加を行う予定でいます。

それとは別に中長期的には、この動きを参考に、
スマートフォンユーザの意見を実社会へ反映させる「何か」を
考えていきたいところです。
これまで例えば、毎月の寄り合いの報告にそのような意味を
持たせていたつもりなのですが、寄り合いという小さな実社会と
ネットワークの間の溝を埋める役には立っていたとしても、
その周りを取り巻く大きな実社会とはやはり乖離していたように思うのです。


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