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Android 端末を紛失した顛末 [Linux/Android]

先日、常用している Android 端末 Xperia ray SO-03C を紛失しました。
その後無事に見つかったのでよかったのですが、結構慌ててしまったので、
その顛末を記しておきます。


(1) 紛失

2012年2月12日(日曜日)、スキーで遊び終わった帰路で、
胸ポケットに入れていた筈の Xperia ray が無いことに気づきました。
スキー中に友人と連絡を取り合う向けに音量を最大に設定していたので、
まずは友人に電話を掛けてもらったのですが、
ドコモから「圏外または電源が入っていない」の応答メッセージが。
この時点で、荷物に紛れている可能性が消えて、
紛失か盗難を疑うことになりました。

このスキー場は、レストハウスでもドコモが圏外の場所もあるので、
そういう場所で落としたのだとすると、
電話して誰かに気づいてもらうのもなかなか難しそうです。
とりあえず、出てこないことを前提に動くことを決めました。


(2) 帰路にて考えたこと

この Xperia ray は、私個人が所有する端末なので
仕事用のデータなどは入っていないのですが、
個人的な連絡先や、dropbox などの重要なデータにアクセスできる
アプリがインストールしてありました。
これらの流出だけは避けなければなりません。

とりあえず、私の場合は
  ・スリープ復帰時に、パターンによる画面ロックが設定済み。
  ・evernote のような危なっかしいアプリには、PIN が設定済み。
なので、拾った人が本体内部のデータにカジュアルハックしようとしても
相応の時間がかかると判断しました。
そこで、
  ・micoSD のデータは、どうしようもないので諦める
   (自分で入れたデータは写真と音楽くらいですが、キャッシュなどはある筈)。
  ・盗難であれば、時間を掛けて解析される前に、サーバへのアクセス路を断つ。
ということにして、以降の対応を決めました。


(3) 各サービスのパスワード変更

同日深夜、帰宅してから PC を起動し、Google アカウントのパスワードを変更。
隣に IDEOS U8150-B (Android 2.2) を無線LAN でつないで
様子を見ていたのですが、Google アカウントのパスワードを変更してほどなく、
パスワードを要求されるようになりました。
この時点で、連絡先やスケジュールへのアクセスができなくなったので、
かなり安心できます。

次に、PC で Android Market にログインして、マイライブラリを見て
自分がインストールしていたアプリを確認しました。
Xperia ray だけでなく、他の Android 機 (IDEOS など) に
インストールしてあったアプリや、すでに消去済みの筈のものも一緒に出てきますが、
とりあえずサーバのデータにアクセスされると困るものを
以下のようにリストアップして、ひたすらパスワード変更作業。

 ・Dropbox
   web (Mac) 上でログアウト/ログインして確認。
 ・Evernote
   web (Mac) 上でログアウト/ログインして確認。
   Mac 上のアプリのアカウント設定も変更。
 ・MOBILE DOCUMENTS
   web (Mac) 上でログアウト/ログインして確認。
 ・twitter
   Mac 上でログアウト/ログインして確認。
   Janetter を起動したら動いてしまったので、web 上から
   android に関係する以下のアプリも連携解除。
    Dabr / 7notes with mazec / RingReef / Keitai Web / アカイトリ / twicca
    Plume for Android / Diigo / Instapaper / Different Turk / Togetter
    ついっぷる / Ustream.tv / twitter for Android
 ・Read It Later
   Mac 上でログアウト/ログインして確認。
 ・LogMeIn
   まずは PC 側を無効設定。
   パスワードは Mac のユーザパスワードなので、とりあえず保持。


(4) 回線の扱い

まずは、着信に気づかないと困るので、転送でんわサービスを外部から遠隔設定して、
別途持っている talkingSIM (日本通信) の回線に着信転送を掛けました。
  http://www.nttdocomo.co.jp/service/communication/transfer/index.html
また、留守番電話も外部から確認しました。
  http://www.nttdocomo.co.jp/service/communication/answer_phone/index.html
これらは、予め設定を許可していたので助かりました。

また、ドコモショップに連絡すれば、回線を利用停止したり、
SIM を再発行してもらうことができます。
  http://www.nttdocomo.co.jp/support/trouble/lost/
今回は、ちょっと考えたのですが、見つかるまで間隔をあけて
電話を掛けることにしたので、とりあえず停止はしませんでした。
そうこうしているうちに、スキー場から発見の連絡を受けたので
再発行は体験し損ねました。


(5) 紛失の問い合わせ

翌日にスキー場に問い合わせたところ、暫く経って
見つかったとの連絡がありました。
MeeGo のストラップが付けてあったですが、
それが珍しかったのか一発で同定してくれて、
着払いの宅配便で 2月16日に受け取りました。
気持ちの良い対応をしてくれた、アルツ磐梯スキー場の
スタッフの皆様に感謝です。


(6) 今後のために

今回、リモートワイプ (遠隔消去) の機能を設定していなかったのは
判断ミスでした。
実際に圏外などの状況でどれくらい使えるのかわかりませんが、
あればかなり安心感が違うだろうと思います。
ただ、検索するとよく紹介されている Norton Mobile Security
  http://www.lifehacker.jp/2010/10/100928nortonandroid.html
は、今は公開されていないようなので、何を使うか検討中です。

またドコモの場合、従来型の携帯電話 (フィーチャーフォン) には
「おまかせロック」(遠隔ロック) のサービスが提供されています。
しかし、Android 機のへの提供は延期されたまま、
現在も対応機種への記載がありません。
今後サービスが始まったら、使えるように設定しておいた方が
より「時間を稼ぐ」ためには良さそうです。
  http://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/111108_00_d.html
  http://www.nttdocomo.co.jp/service/safety/

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