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PsiXpda は UMPC へ [スマートデバイスを取り巻く環境]

最近、自分の中で興味がスマートフォンからノートPC に移ってきていて、
LOOX U/B50N や VAIO X に手を出したりしています。
  http://rey.blog.so-net.ne.jp/2009-03-16-2
  http://rey.blog.so-net.ne.jp/2009-12-20
ちょうどそれについて考えさせられる機会があったので書いてみます。

私が愛用していた Psion 5mx が販売終了した後、
Psion 機器の修理で有名な POS Ltd. が、
5mx (または 5mx Pro ?) のバッチを変えただけに見える PDA 製品を
PsiX PDA という名前でアナウンスしていました
(残念ながら現物を見たことはありませんが)。
  http://www.clubpda.co.uk/products-psixpda.htm

そこが最近、新たに UMPC を使った PsiXpda を発表したというので
Psion 好きな知人の間で話題になりました。
  http://www.psixpda.com/
そうした人々の間では、割と否定的な感想も聞かれたのですが、
私自信はこの方向性にとても共感を持ったのです。

Psion 5mx の魅力が何だったのかというのは、それこそ人によって
千差万別ですが、私にとっては
  ・手頃なサイズに使いやすいフルキーボード
  ・スケジュール管理に使いやすい
  ・母艦の助け無しに、一台でほぼ完結して使える (開発も含めて)
の 3点を特に重視していたように思います。
この観点で見て、私が後継機として満足していたのは
Nokia comunicator シリーズ (9300 と E90) くらいでしょうか。

ところが最近の UMPC (または Windows を搭載した MID) に
Outlook や Emacs をインストールすれば、
これらの条件はクリアできます。
最近の UMPC は、電池での駆動時間もそこそこ長いですし、
3Gモデムが内蔵されたり最低でも WLAN が使えたりと
通信環境も整備されてきました。

PsiXpda として発表されたハードウェアは、確かにそれほど
魅力的なものに思えないというのはあります。
むしろ工人舎 PM など、当時の 5mx を彷彿とさせる
サイズの PC の方が、こうした使い方には向いているかも知れません。
私は、老眼の関係であまり高精細な画面を注視するのが辛くなったので
大画面で軽量な VAIO X が気に入りましたが、
それこそ人によってさまざまな選択ができる時代が来たことを
嬉しく思います。

IME ではなくて、統合された日本語入力環境が欲しい [スマートデバイスを取り巻く環境]

話題になった「Google 日本語入力」、twitter では #googleime なんて
ハッシュタグも使われ、IME (imput method editor) という名前で
認知されたように思います。

でも私は、Microsoft IME も ATOK も、IME として動作するものは
あまり好きではありません。
例えばエディタで文章を書いていて、日本語入力をしている途中に
つい直上の行に誤りを見つけて、上矢印を押してしまい
変換動作に入ってしまうことがあります。
なぜ、カーソル移動中には上に行けるのに、日本語を入力し始めた途端に
そんな仕打ちにあわなけらばならないのか、と思いながら
「いま自分はどのモードを使っているのか」を意識します。
もちろん、アプリケーション側から IME を制御して、
ある程度はうまく見せてくれるものもありますが、
それぞれ流儀が違うのでアプリケーション毎に動作を
気に掛けなければなりません。

私の好きな日本語入力環境の一つに Egg (たまご) があります。
これは、Emacs の上で (Emacs lisp で) 実装されていて、
日本語変換する時にも Emacs の流儀を全て呑み込んでいるので
ほとんどモードの遷移を感じずに済みます。

Google は、サービスにとどまらず実行環境まで
ある意味閉じた世界を提供する企業なのですから、
こうした問題を解決して提案して欲しいと思います。
オープンな環境を提供する Microsoft や Apple だと
大変だと思いますが、それでも自社の Office ソフトくらいは
もっと統合を進めて欲しいと感じます。

Google 音声検索 日本語版 [Linux/Android]

Google が提供を開始した「Google 音声検索」日本語版を使ってみました。
http://www.google.co.jp/mobile/default/onsei.html
既に多くの感想が上がっていますが、特にアーリーアダプタ層に
受けそうな単語の入力精度には驚くばかりです。

# ところで T-mobile G1 (Android 1.6) の場合、Android Market から
# MoreLocale を入手して日本語ロケールに変更しないと
# 日本語で音声認識してくれませんでした。

反面、少し試してみると、例えば
Wikipedia のエントリにはなっているがあまりメジャーでない人名など、
全然認識できないものも結構見つかります。
想像ですが、おそらく Google 自身が持っている
検索頻度の情報に依存しているのでしょうね。
今後、一般層が使う場合に、必要な単語をどう見積もっていくのか、
興味があります。

iPhone 情報整理術 [スマートデバイスを取り巻く環境]

本屋で「iPhone 情報整理術」
http://www.amazon.co.jp/iPhone情報整理術-~あなたを情報’’強者’’に変える57の活用法-デジタル仕事術シリーズ-堀-正岳/dp/4774140279
が平積みされていたので、読んでみました。
Android 端末だと、アプリ自体は使えないものの、
考え方や web サービスは問題なく使えるものも多いので
結構役に立ちそうです。
やはり、データはクラウドに置いて
複数の環境から手間無く共用するというのは
個人レベルではよい考え方だと再確認できました。

あと個人的には、SymbianOS のスマートフォン (S60 とか) も
この輪に入れたいのですが、 Nokia ブラウザの弱さと、
北米でのプレゼンスの無さから対応サービスが少ないのがネックになりますね。
Nokia は、こうした方向には N900 を皮切りに maemo で
対抗するように見えますが、どうなるでしょうか。

Kindle 2 International 版に触った [電子ブック]

先月のスマートデバイス寄り合いで、
Kindle 2 International 版
http://www.amazon.com/Kindle-Wireless-Reading-Device-Display/dp/B00154JDAI
を触らせていただきました。
無線通信機能 (W-CDMA) を内蔵し、日本でも Amazon.com から
書籍が買えると話題の製品です。

最初は、iRex iLiad とそんなに変わらないかなと予想していたのですが、
実際に触って、オーナーに話を聞くと、
無線通信機能が内蔵されることによる違いは予想以上でした。
  ・書籍がいつでも購入できる
  ・新聞を定期購読しておけば、時間になると勝手に配信されている
  ・アップデートも勝手にやってくれ、実際に機能がどんどん向上する

つまりこれは、隅から隅まで携帯電話なんですね。
画面だけを電子ペーパーで圧倒的に大きく見やすくした、
読書系のサービスだけが使える単機能携帯電話。
従来の電子読書端末のネックだったコンテンツ供給は
Amazon.com 自らが乗り出すことで緩和して、
その配信と閲覧は全て携帯電話に乗せてしまった訳です。
ユーザから見れば、無料通話用の携帯電話で二台持ちするのと同様に
本や雑誌用の安い携帯電話を持つことになる訳で、
これはわかりやすいし、使いやすいと思いました。

最近、アップルの電子ブックリーダーについてよく噂されていますが、
個人的にはこの二番煎じにならざるを得ないのではと予想しています。
むしろ、現在は米国が先行しているこの動きに対して、
今後 Amazon とアップルのどちらが日本の出版業界・新聞業界をまとめて
電子化に対応させられるか、その辺りに興味があります。

Windows 7 と Snow Leopard 対応の予想外のコスト [PC/一般]

最近、PC の OS 環境を更新しています。
Windows Vista は Windows 7 へ、MacOSX (Leopard) は Snow Leopard へ。
この移行自体は趣味でやっているのでいいのですが、
これまで使ってきた周辺機器で使えなくなるものが多くて
予想以上にコストが掛ってしまいました。

・プリンタ hp deskjet 957c
 http://h10025.www1.hp.com/ewfrf/wc/product?product=59856&lc=ja&cc=jp&dlc=ja&dlc=ja&lang=ja&cc=jp
 - Windows7 は標準ドライバが入りますが、自動両面印刷など肝心な機能には非対応。
  Vista のドライバを試してみる必要がありそうです。
 - Snow Leopard は未確認ですが、メーカーサイトによると非対応。
 →とりあえず、インクを使い切るまでは片面印刷だけで使い続けています。
  その後はどうしようか思案中。

・スキャナ ScanSnap S500
 http://scansnap.fujitsu.com/jp/archive/s500/
 - Windows7、Snow Leopard ともに、メーカーサイトでは非対応。
  もともと標準的なドライバ (TWAIN) の使えない機種なので、望み薄。
 →使えないと困るので、ScanSnap S1500 に買い換えました。
  S500 は、布教(?) も兼ねて使ってくれるという知人に送りつけました。
  役に立ってくれるといいのですが。

VAIO X を購入 [PC/一般]

ノートPC を購入しました。ソニーの VAIO X です。
  http://www.vaio.sony.co.jp/vaio/products/X11/
Atom Z550 に 256GB SSD、bluetooth 付きというかなり贅沢な構成にしましたが、
十万円台前半で買えてしまうあたり、Sony の力強さを感じました。

これまで持ち歩き用の PC としては、Lenovo ThinkPad X60 と LOOX U/B50N を
使ってきましたが、X60 は一見ちゃんと動いているように見えて突然
BSoD となる不定愁訴が発生していて、何度か修理に出して
メインボードまで交換されても症状が改善しないので、
3年の保障が切れるのを機会に諦めることにしました。
LOOX U/B50N は、電池も持つし出張かばんにも入れやすくて重宝していたのですが、
残念ながら最近の老眼の進行に画面が見づらくなってしまいました (苦笑)

ThinkPad X60 を買った際は、持ち歩きも自宅のメインPC も
一台で済ませられることを重視しましたが、現在は自宅のメインPC には
MacBook Pro があるので、今回は持ち歩きのしやすさ中心に考えての選択です。
アーキテクチャ的には Atom Z 系の netbook で
現代の PC としてはパワー不足は明らかなのですが、
割りきって使う分にはとても使いやすく、満足しています。
本当は毎日持ち歩きたいし、そうすることで威力を発揮する PC だと思いますが、
残念なことに職場で私物 PC の持ち込みが禁止されているので、休日だけです。

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