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Nokia N9 を購入 [Linux/MeeGo]

10月に Nokia N9 を購入しました。
バンコクでの発売初日にわざわざ買いに行かれた某氏のご好意に甘えて
私の分も買っていただきました。どうもありがとうございます。

Nokia はこれまでにも maemo と呼ばれる Linux ディストリビューションを搭載した
一連の Internet Tablet を出していましたが、
  http://rey.blog.so-net.ne.jp/archive/c319146-1
N9 はその後継となる MeeGo 1.2 Harmattan を搭載したスマートフォンです。
  http://europe.nokia.com/find-products/devices/nokia-n9
  http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/060/60992/

N9 の特徴は、全面的に swipe を採用したその GUI でしょう。
画面をダブルタップするとスリープから復帰したり、
画面よりも上から画面内に向かって swipe するとアプリが終了するなど、
とてもすっきりしているのに使いやすい UI は流石と思わざるを得ません。
反面、アプリ内の UI 操作はまだ未整理な部分があって、
前の画面に戻りたくて左に swipe したらうっかり画面全体を swipe してしまい
アプリ一覧画面が出てきてしまうなどの混乱もあります。
とはいえ、この操作に馴れてしまうと Android 機や iPhone でも
うっかりダブルタップで使い始めようとしてしまうほど、
秀逸なインタフェースだと思います。

もう一つの特徴は、Qt の採用でしょうか。
Qt 自体は Symbian にも導入されていますが、
GUI 全体が Qt にカスタマイズされているためか反応が非常に良く、
自分で QML (Qt Quick) で書いたコードでもサクサク動くのが楽しいです。

残念ながら、Nokia 自身はハイエンドを Windows Phone に集中するということで
N9 の後継機の予定は発表されていませんが、
何らかの形でこれを熟成させた後継機種を出して欲しいなと思います。

docomo SO-03C (Xperia ray) を購入 [Linux/Android]

9月に、ドコモ SO-03C (Xperia ray) を購入しました。
日本のキャリア版スマートフォンは初めてです。
  http://www.nttdocomo.co.jp/product/with/so03c/

ray の美点は、なによりそのサイズだと思います。
私が片手持ちしても、画面の隅までなんとか親指が届きます
(私は手のひらも指も短めです)。
このサイズ館は、htc Tattoo や Huawei IDEOS U8150-B でもそうでしたが、
携帯電話としては非常に使い勝手が良いものです。
  http://rey.blog.so-net.ne.jp/2010-01-01
  http://rey.blog.so-net.ne.jp/2010-12-12-6

Tattoo や IDEOS には、CPU のアーキテクチャが古かったり
画面が QVGA だったりで肝心のアプリが非対応だったという欠点がありましたが、
ray は動作も高速で、そういった問題がありません。
また、ドコモの SP モードは、私の生活範囲では回線速度は非常に速く、
この組み合わせは非常に使い勝手が良く感じます。

更に、バッテリも十分な容量で (3.7V 1500mAh の BA700)
一日使っても電池切れしない実用性を持っていますし、
Xperia arc や neo と同じ電池なので入手性が良いのも嬉しいところです。
このバッテリには、Nokia 黄金期の BP-4L と同様に
長く愛されていって欲しいと思います。

また、HOME キーが大型のハードウェアボタンになっていて、
それを押すとスリープから復帰する設計が、当たり前ですが使い勝手が好いです。
残念ながら、音量キーが極小で堅いボタンだったり、
バックキーやメニューキーに至ってはタッチセンサですが、
これらは私にとっては我慢できる範囲です。

ray を使っていての最大の不満点は、
ハードウェアの方向キー (カーソルキー) を持っていないことですね。
最近の Android 機はどれも同様ではありますが、
ray のような片手持ちで使いものになる機種では、
親指を何度も上下させて画面スクロールさせるよりも、
指を一定位置に置いたまま連続スクロールできる方向キーの方が
使い勝手が良いと感じます。
# さらに、それを前提に筐体下部の角を大きくアールを取った
# htc Tattoo の筐体デザインは、今触っても見事なものだと思います。

普段遣いの携帯電話としてはとても使い勝手が良いので、
日本通信の talkingSIM を入れて、毎日使っています。
期せずして、ドコモのキャリア端末二台体制になりました。
もちろん FOMA プラスエリアにも対応しているので、
私の職場のような電波環境の悪いところでも安心して使えています。
# メイン回線 (ドコモの SIM) は、N-08B に入れたまま、
# 音声着信は必要に応じて ray に転送させています。

T-mobile Sidekick 4G を購入 [Linux/Android]

8月に、T-mobile Sidekick 4G を購入しました。
  http://sidekick.t-mobile.com/
米 Negri Electronics で USD 385.50 + 送料 USD 72.38 で購入。
8月20日に Google checkout で発注して、Fedex 経由で 26日に届きました。

以前の Sidekick シリーズは、Danger HipTop から続く
独特な OS とギミックが特徴的なメッセージング端末でした。
# 私は持っていませんでしたが。
Sidekick 4G は、若者向けのメッセージング端末としての役割を残した上で、
OS を Android 2.2 (Froyo) に載せ変えて
より広いユーザ層にアピールする製品として登場したように見えます。

Sidekick 4G の外見上の一番の特徴は、
画面パネルを斜め上方向にスライドすると現れる、
大柄のQWERTY フルキーボードだと思います。
画面パネルの動きは Nokia N97
  http://europe.nokia.com/support/product-support/n97
に似ていますが、
あちらが角度の違う 2種類のアームだけで支えられていたのとは異なり、
1本アームとスライドレールを使った機構は、
キーボードこそせり出さないものの、Psion Series5 を
彷彿とさせるものがあります。
  http://www.enfour.co.jp/psion/series5/index.html

キーボードは、固めのタッチで本体下面が湾曲していることもあり
机上でタッチタイプするには向きませんが、
両手で抱えて親指タイプするにはとても使いやすくなっています。
さらに、最近では珍しくなった数字キーの独立した 5段 QWERTY 配列なので、
文章を入力中にモードを切り替える手間もありません。
まさにメッセージング端末としての使い勝手がよく考えられていると思います。
欲を言えば、光学式トラックパッドはあまり反応が良く無いので、
機械式の 5方向キーが用意されていたらと思うところです。

今となっては最新鋭の Android 機ではありませんが、
1GHz Hammingbird Processor と 512MB RAM の組み合わせは
Froyo には充分に快適と感じます。
以下のような細かな欠点はありますが、かなり気に入っています。

  ・電源スイッチが割と押しやすいところにあるので、
   タイピング中に誤って押してスリープ状態に入ってしまったり、
   ポケットの中で勝手にスリープ解除されたりすることがある。
  ・充電式バッテリの容量が小さめなので、一日使うにはちょっと厳しい。
   かといって、交換バッテリの入手性が良く無い。
   幸い、付属の AC アダプタが小型なのと、電源特性が優秀なので
   (手持ちのモバイルバッテリーや充電器で充電の問題が起きたものが無い)、
   追加充電することで回避可能。
  ・ドコモの FOMA プラスエリア (band VI) には非対応。
  ・フルキーボード端末としては、個人的に N-08B と被る点が多いのが
   悩みどころ。

N-08B をメイン携帯として利用した一年間 [携帯電話一般]

2011年もそろそろ終わり。
すっかりこの blog を放置してしまっていましたが、
大掃除の代わりに、今年の話を少しづつ書いてみようと思います。

昨年の 8月に購入したドコモ N-08B ですが、
  http://rey.blog.so-net.ne.jp/2010-12-12-4
今も自分のメインの携帯電話として使っています。

N-08B は一般的な i-mode フィーチャーフォンのアーキテクチャなので、
名古屋の地下鉄や東京の総武線のような、電車がトンネル内を走行中は圏外で
駅の近辺だけ入感するようなケースでは、
他に持っている各種 Android スマートフォンに比べて通信自体も
i-mode ブラウザのセッションもはるかに安定しているように感じます。
その上で、ちゃんとタッチタイプのできるフルキーボード
(当然数字キーも独立した QWERTY 配列) を持つことで、
N-08B はデータ通信の範疇で使う分には
日本国内では現状最高の「コミュニケーター」になっていると思います。
# Nokia E90 は、日本「でも」使える「コミュニケーター」でしたが、
# 残念ながら日本国内での 3G 通信という面では一歩譲ります。

私の利用目的は、Twitter (Jigtwi) と i-mode メールが多く、
Jigtwi 内蔵ブラウザと i-mode ブラウザもちょくちょく使います。
机上に置いたままカーソルキーと Enter キーでほとんどのことができるのが
とても便利です。

当初期待した割に使っていない機能は、2つあります。
WiFi ホットスポット機能は便利ですが、
フルスピードを出そうとすると料金の問題があるので、
128kbps のアクセスポイント (mpr.ex-pkt.net) を
緊急避難的に使うという程度で、常用はしていません。
また Lui 機能は、実際に試してみると面白いものの、
ホスト側の対応 OS が Windows7 だけなので、
自宅で PC を動かしたままにしておかなければならないのがネックです。
もしも Windows Server に対応してくれていれば、
お名前.com Windowsデスクトップ等のクラウドサービスで使うと
楽しそうなのですが。
あるいは、ドコモなり NECカシオモバイルが
専用のホスティングサービスをやってくれたりすれば...

購入後一年が経過したので、8月に「電池パック安心サポート」で
交換用の充電池を入手しました。
もともと電池容量が大きくて、一泊の出張でも使えるほどでしたが、
予備電池を持つことで更に安心感が増しました。
まだまだ活躍してくれそうです。

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