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Nokia Lumia 2520 を購入 [Windows RT]

発売から半年以上経って今更感もありますが、8月になって Nokia Lumia 2520 を入手しました。英国 Clove から購入し、本体が 350UKP+送料34UKP+VAT無し+税金(DHL支払)6280JPY. 都合で別に買った Power Keyboard が 120UKP+送料29UKP+VAT無し+税金(Fedex支払)1300JPY でした。
http://www.youtube.com/watch?v=2qppJV4znI4&
http://www.clove.co.uk/nokia-lumia-2520
http://www.clove.co.uk/nokia-lumia-2520-power-keyboard-red

Lumia 2520 には発表当時から興味はあったのですが、AT&T 版にしろ Verizon 版にしろ、日本では通信できないと聞いて躊躇していました。その後、Nokia Con in Japan 2014 の会場で現物を触らせていただいて赤色筐体が予想以上に恰好良かったこと、実は UK 版ならば日本でもローミングにより 3G/LTE 通信できることを知り、俄然興味が湧きました。残念ながら、UK 版の赤色を見つけることができなかったので、黒色筐体と赤色 Power Keyboard の組み合わせになりましたが、十分に気に入っています。

Lumia 2520 は、早々に絶滅危惧種となった Windows RT 8.1 タブレットです。ストアアプリしかインストールできないので、アプリケーションの充実度で見れば Android や iOS にかなり見劣りします。でも、Office など使い慣れた Microsoft 謹製アプリと、Evernote などの有名どころがそこそこ揃っている点、あと web サービスは Internet Explorer 11 で使えるので、使い方を工夫すれば結構使えるという印象です。

なにより、Windows プラットフォームでありながら、携帯電話網 (WWAN) で常時接続状態におけるというのがとても良いです。以前は VAIO X で 3G 接続していましたが、自分で接続の on/off を管理しないと事実上使えませんでした。また、最近のコンシューマー向けモバイルノートPC の多くは、WWAN 機能内蔵を止めてしまいました。スマートフォンでもそうですが、外部機器との連携や電池管理を気にせずに常に同期状態におけるというのはとても気楽で好いものです。

そして、Power Keyboard の存在が、Lumia 2520 の使い勝手を大きく高めています。Windows タブレットはハードウェアキーボード無しでも使えるようにはなっていますが、やはり Windows の GUI は、キーボードがあってこその使い勝手だと思わされます。逆に、システム自体がキーボードをほとんど考慮していない Android や iOS に比べて、使いやすいと感じます。私は、常に繋いだまま使うようになりました。全体で 1.2kg 近い重量との引き換えではありますが。

私にとっての Lumia 2520 + Power Keyboard は、以前愛用していた Psion netBook が現代に蘇ったという感じです。革装でこそありませんが本体保護を兼ねた機能的な外装、キーストーク量がきちんと確保された使いやすいキーボード、待ち時間無しで立ち上がるシステム、膝上で使っても過熱しない底面、まっとうな底面デザインなど、Psion netBook の美点がそのまま再現されていると感じます。その上で、常時ネットワーク接続、二画面分割を生かしたタイリングウィンドウ、まともな日本語環境など、Psion netBook には欠けていた現代的な特徴も備えています。

【困った点】
(1) 長時間スリープした後 (一晩とか)、何かキーを押すとスリープからは復帰するのに、画面が表示されないという不具合に遭遇しました。以下の掲示板で WCH1 氏報告の USB root hub 設定で回避できています。
http://discussions.nokia.com/t5/Nokia-Lumia/Nokia-2520-wont-wake-up-screen-after-sleep-mode/td-p/2262825/page/3
(2) 実サイズに比べて画面解像度が高すぎるのか、文字表示が相当小さく感じます。デフォルトでテキストサイズが 150% の設定になっていますが、老眼の私はすぐに 250% に変えてしまいました。この場合、コントロールパネルの一部ダイアログが画面をはみ出したりします。
(3) 言語を日本語に設定すると、キーボードも日本語キーボードとして動作します。私が購入した Power Keyboard は UK 版らしく (Shift+3 の位置にポンド記号がある)、US キーボードほどの差異は出ませんが、記号キーの一部に表示と実際が違う部分が出るので慣れが必要です。MS-IME の on/off は、alt+` でできます。
(4) Power Keyboard の配列には概ね満足しているのですが、左 Shift キーと Z キーの間にバックスラッシュキーが配置されているのだけは、未だに慣れません。

【アプリケーション】
(A) 電子書籍は、紀伊国屋書店の Kinnopy が使えるので、最近はなるべくここで買うようにしています。Amazon Kindle のような、書評から張られた紙の書籍のアフェリエイト広告から直接電子書籍を買う体験に慣れていると、わざわざストアに行って書籍名で検索するのはまどろっこしく感じますが、品揃えは悪くないです。Kindle と違って消費税は掛かりますが、これは仕方のないこと。あと、同時に 5台のデバイスしか登録できないので、各 OS 一台登録すると既に埋まってしまうのが残念です (オンラインで切り替えは可能)。
(B) Twitter client は、Asteria を使っています。単体での使い勝手もなかなか気に入りましたし、別途 Latermark をインストールすることで共有機能を通して tweet そのものを Pocket にメモできるのも美点です (これができるクライアントが意外に少ない)。
(C) メールは、標準メールアプリで Gmail を IMAP 接続して使っています。archive 機能が無かったり (移動機能で代用)、送信者メールアドレスを変えられなかったりするので、他に良いものが無いかを調査中。
(D) テキストエディタは、まだ気に入ったものが見つけられていません。編集作業を行おうとすると、やはり Emacs が欲しくなります。もちろん、テキスト入力作業に関して言えば、Word でも OneNote でも使い放題なのですが。

【追加ハードウェア】
(a) 有線 LAN アダプター: ローミングは高額で速度の問題もあるので、Windows Update のために USB 有線LANアダプター UE-100TX-G3 (PLANEX) を導入しました。以下のサイトで紹介されている方法でドライバーを導入しました。
http://d.hatena.ne.jp/kaorun/20131101/1383297138
(b) HDMI 変換アダプター: 画面出力端子が microHDMI なので、とりあえず安くて小型の下記を使っています。なぜか画面を「複製」設定にすると本体ディスプレイが表示されないのですが、Lumia 2520 の問題か、このアダプターの問題かは切り分けられていません。「拡張」設定なら問題ありません。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B004984X7U
(c) VGA 変換アダプター: HDMI 出力できるようになったので、そこから更に VGA に変換するアダプターも使えています。先の複製設定時の問題は同様ですが、それ以外は問題なく使えています。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00AH44JXS

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