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Nokia E7-00 を購入 [SymbianOS/S60]

今さらですが、Nokia E7-00 (E7) を購入しました。
  http://europe.nokia.com/find-products/devices/nokia-e7-00

Plemix.com (香港) で 399.00 + 送料 31.00 USD.
青色も面白そうだったのですが、在庫のあった銀色にしてみました。
新年割引が $20 ついたので、代わりに $19.95 の保険を付けてみました。
1月30日 (月曜) の夜に注文して、
翌日キーパッドの種類の問い合わせの電話があり
(仕事中で電話を取れなかったら、更にメールで連絡してくれた)、
2月2日には Fedex の不在配達票が入っていました。

購入のきっかけは、Nokia C6-01 の調子が悪くなり
時々プチフリーズするようになったことと、
最近 SMS の着信が増えて、主回線の SIM を Xperia ray SO-03C に
固定するようにしたことでドコモ N-08B の運用が難しくなって、
キーボード付の端末が別に欲しくなったこと、
さらに老眼対策で文字表示の大きな機種が欲しくなったことです。

実際に使うようになると、画面表示が大きい点がとても良いと感じます。
ディスプレイを開いて、机の上にポンと置いた状態で、
老眼の入った私でも快適に使うことができます。
もともと、E7 は重すぎて敬遠していたのですが、
ポケットの中には Xperia ray を入れることにして
twitter やメールを使う時に鞄から E7 を出す運用にすることで、
快適に使えています。

E7 のキーボードは、ディスプレイを開いた状態で
机の上に置いたまま一切ガタつかずにタイプできますし、
タクタイルの感触もとても気持ち良いです。
この辺り、Nokia N97 や Sidekick 4G と比べても快適性は上だと感じます。
願わくば数字キーが独立していれば更に良かっただろうと思います。

日本語入力には +J for S60 (管理工学研究所)
  http://plusj.kthree.co.jp/
を使っています。
入力自体は快適なものの、アプリケーションによっては
うまく動作しないのが残念なところです。
特に Qt アプリケーションが問題だと聞きますが、
Nokia Store はバックスペース以外は問題なく入力できるのに、
OneNote は全く入力できないなど、差が大きいと感じます。
そういう場合には、KKJconv (コザックさん作)
  http://www.nkozawa.com/wiki/index.php?KKJConv
を併用しています。

購入時点のファームウェアは、Symbian^3 (バージョン 014.002) でした。
E7 はあまり売れていないとは聞いていましたが、
当時の在庫がそのまま残っていたのかも知れません。
そのまま Symbian Anna (022.014) に更新。
2月8日には Nokia Belle (111.030) へのアップデートが配信され、
動きはさらにスムースになりました。
発売当初に触った印象とは、かなり違ってきています。

Nokia C6-01 を購入 [SymbianOS/S60]

年末に、Nokia C6-01 を購入しました。
  http://europe.nokia.com/find-products/devices/nokia-c6-01

2010年12月14日に 1shomobile.com で注文して $345.00、
12月21日に受け取りました。
いつの間にか、1shopmobile の決済方法がサイト上では
Google Checkout だけになっており、チャットで交渉したら
クレジットカード決済ならフォトコピーを送れと言われましたが、
以前の受注記録を確認してもらって、そのまま受け付けてもらいました。

Nokia の新しい Symbian^3 を搭載した端末は
CPU や動作メモリ、画面表示ドット数などの基本スペックはすべて共通に、
それぞれ N8 はカメラ性能、C7 は薄型で NFC 対応、
E7 は大型画面とフルキーボードといった特徴で分けられていますが、
その中で C6-01 はコンパクトさを特徴とする機種です。
逆に言うと、C6-01 は、コンパクト機にありがちな
下位機種としてのスペックしか与えられないという理不尽さが無く、
軽い OS と合わせて動作も非常にスムーズです。
これは、他のコンパクト機も見習うべき点だと思います。

本機のコンパクトさ、特にフルタッチ UI でありながら
横幅が 52.5mm に押さえられているというのは特筆すべき点で、
コロンとした形状とも相まって手に収まりが良いので、
取り落とす心配をしないで済みますし、片手操作でも画面の隅々まで指が届きます。
ただ、質量は 131g とやや重めで、シャツの胸ポケットに入れると
ややずっしりと重さを感じます。

W-CDMA 対応バンドは 850/900/1700-2100/1900/2100 とかなり多いのですが、
FOMA プラスエリア地域では docomo 網は掴んでくれませんでした。
Nokia の海外機は、例えば E70 や E72 などは
東海道新幹線で使っていると静岡県内で 2-3回は再起動するのですが、
この C6-01 (ファームウェアは PR1.2 に更新後) は全く再起動無く、安定していました。

画面は Nokia が Clear Black Display (CBD) と呼ぶ
低反射型の有機 EL ディスプレイで、
確かに直射日光の下でもそこそこの視認性があります。
電池容量が小さい割に (BL-5CT, 1050 mAh) 電池の持ちがかなり良いのは、
OS の改良とともに、このディスプレイのおかげもあるのかな、と想像しています。

今回、Symbian^3 を搭載した機種を初めて買いましたが、
Symbian^1 (=S60 5th Edition) を搭載した N97 と比べると、
UI もかなり整理されて操作系が統一され、
また画面操作に対する反応もとても速くなったので、
ようやくタッチ UI として及第点が与えられるように
なってきたという印象です。
ただし、従来機種 (S60 3rd Edition) 向けアプリや
MIDP アプリは、10キーやナビキーを想定して書かれているものも多く、
こうした遺産に頼らざるを得ない現状では
アプリの使い勝手は物によって大きく違うと言わざるを得ません。
せめて、ナビキー (4方向矢印と確定ボタン) だけでもハードキーを装備していれば、
この辺は大きく改善していたと思うのですが、
逆にフルタッチ UI を謳う上ではマーケティング上難しいのでしょうね。

とはいえ、twitter client の Gravity が積極的に Symbian^3 に対応してくれて、
これだけでも使う価値がかなり高くなりました。
既に S^3 に対応した新 web ブラウザなどがアナウンスされているので、
これらが提供されると更に使い勝手が良くなるのでは、と期待しています。

Nokia E72 [SymbianOS/S60]

7月に、知人から Nokia E72 を譲っていただきました。
  http://europe.nokia.com/find-products/devices/nokia-e72
  http://twilog.org/tweets.cgi?id=rey_k&word=E72

N97 と比べると、高速な CPU と (良い意味で)狭い画面領域のおかげか
とても動作が軽くなった印象です。
それでいて電池もよく保ちますし、機能的にも自分が必要とすることが
(FOMA プラスエリア対応を除いて) ひと通りこなせる、良い機種です。

E72 は QWERTY キーボードを搭載した縦型ストレート端末
(いわゆる BlackBerry style) で、この形態は、
インド旅行時に入手した Micromax Q5 で先に体験済みでしたが、
  http://www.micromaxinfo.com/products/q5fb.html
E72 はそれよりも横幅が狭いため、キーの配置が密で
やや打ちづらさを感じます。
代わりに、私の短い親指でも何とか頑張れば片手でキーを
打つことができます (端のキーを押そうとすると指がツりそうになりますが)。

Nokia N97 (S60 5th Edition) は、
それまでの S60 の操作体系にタッチパネルを持ち込んだせいか
あちこちで操作の不整合が気になっていましたが、
E72 が使っている S60 3rd Edition Feature Pack 2 は
手慣れた感じでそういう問題もなく、好い感じです。
動作の安定性は、同じバージョンを搭載する N78 よりはかなり好いですが、
東海道新幹線の走行中にガリガリ通信すると再起動しやすいのは
E90 等と同様で、ちょっと困ります。

E72 の一番の欠点は、その美点である筈のコンパクトな筺体というか、
高すぎる密度だと思います。
128g とそれほど重量級でもないにも関わらず、
シャツの胸ポケットに入れるとずっしりと垂れ下がってしまうのは
携帯電話機の使い勝手を落としていますね。
薄手にできているので、ジャケットの内ポケットに入れるならば
目立たず好いのですが。

Nokia N97 を購入 [SymbianOS/S60]

Nokia の新しいスマートフォン、N97 を購入しました。
  http://europe.nokia.com/find-products/devices/nokia-n97

大きさや用途が T-mobile G1 と被りそうではありましたが、
Psion netBook ばりにポップアップするディスプレイと
それなりに打ちやすいキーボードに惹かれました。
普段デスクワークが多いので、机の上に置いたまま時計代わりに使うには
こういったスタイルが見やすくて良いです。
また、ディスプレイの開閉操作はとてもスムースで、
この辺の造りはさすが Nokia だと思わされます。

私にとっては初めての S60 5th edition 搭載機で、
タッチパネルの使い勝手が気になっていましたが、
これは UI としてまだあまり熟成されていない印象です。
場面によって選択動作にダブルタップとシングルタップが乱れていたり、
片手操作では細いスクロールバーの操作が困難だったりします。
標準でスタイラスが付属してくるのも、そのせいなのかもしれません。
今となっては非主流派に押しやられそうな感圧式タッチパネルは、
意外に指の腹でのタッチも認識してくれて、感圧式としては良好ですが、
時々反応が鈍ることもあり、できれば静電式を搭載して欲しかったところです。

N97 は、内蔵フラッシュメモリーにより 32GB のストレージが使えます。
これまでの機種でも、例えば N78 だと最近安く出回ってきた
32GB の microSDHC が使えるので、容量の面では遜色無いのですが、
意外に速度が出ないのか、microSDHC に大量のデータを置くと
全体の動作が遅くなったりしました。
でも、さすがに内蔵フラッシュだとそういった問題も起きず、
10GB 超の音楽データを入れても問題無く使えています。

音楽データは、Mac (Leopard) から
Nokia Multimedia Transfer 1.4.1 beta でコピーしています。
現時点ではまだ N97 は対応機種リストに挙がっていませんが、
とりあえず使えています (画像などは試していません)。
ただ、最初 USB 経由で Add Device できず、
一旦 bluetooth 経由で登録してから USB に繋ぎ直したらうまくいきました。
  http://europe.nokia.com/get-support-and-software/download-software/nokia-multimedia-transfer

N97 は、最近の欧州携帯電話事情に合わせてか、
充電端子が microUSB になっています。
しかし、ラスタバナナ製「充電コネクター 変換アダプター FOMA・3G→microUSB」(RB8HA02)
  http://kakaku.ecnavi.jp/item_info/21020512840115.html
と「FOMA ACアダプター02」の組み合わせでは、充電してくれませんでした。
同アダプターを分解したところ、どうも WILLCOM 03 などで使われる
IDピンを GND に落とすタイプのようで、このタイプは使えないのかも知れません。
同じ「FOMA ACアダプター02」でも、
「充電コネクター 変換アダプタ FOMA・3G→ノキア」(RBJADN2)
  http://item.rakuten.co.jp/keitai-kazariya/rbjadn2/
でいったん Nokia の細型コネクタに変換した上で N97 付属の
microUSB 変換アダプターで更に変換すると、充電されました。

N97 で不便に思ったのは、アプリによって
回線選択の柔軟性が失われたことでした。
複数の SIM を入れ替えて使おうとする場合、通常のアプリは
(特に設定しておかなければ) 接続時にどの Destination を使うかを
選択するダイアログが出ますが、例えば MIDP アプリでは、予め
Menu->Settings->Connectivity->Destinations->Options->Default connection
で設定した Destination が使われてしまうので、
予め切り替えておかなければなりません。
また、(これは E90 でもそうでしたが) Mail for Exchange も
Destination が固定されてしまうので、
SIM 入れ替えの度にこれも指定し直しになります。

BP-4L が膨らんできた [SymbianOS/S60]

私は Nokia E90 の電池 BP-4L を二つ持ち、
ローテーションしながら順に使っています。
ところが、そのうちの一つが膨らんできて
電池蓋を閉めるのがキツくなってきました。

とりあえず、Nokia N810 の BP-4L と交換。
こちらには、電池蓋の構造的に隙間が大きいようで、
無理なく入りました。

とはいえ、二次電池の膨らみは劣化の印なので、
下手に使っていて爆発されても困ります。
早めに代替品を入手しないといけません。


赤外線通信 [SymbianOS/S60]

Nokia の携帯電話 (S60 機種) ですが、最近の 4桁型番機種や
Nseries には赤外線通信機能 (IrDA, IrCOMM) は非搭載なのですね。
# N95, N95 8GB は例外?
bluetooth に駆逐された格好なのでしょうが、
日本国内の携帯電話とのやりとりや、古い PDA 類 (Psion 5mx とか) には
重宝していただけに、時代の移り変わりを感じます。

赤外線のような、位置関係という直感的に理解しやすい形で
おおまかなアクセス制御のできる通信手法は、
それなりに簡便でよかったのですが、
今後この領域は NFC や Felica (おさいふケータイ)
に委ねられていくのでしょうか。

なお、同じ Nokia でも、Eseries は
最新機種でも赤外線機能を搭載しているようです。
この辺は、OS の選択もそうですが (未だに S60 3rd edition FP1 を
採用している)、保守的なのですね。

Nokia N78 [SymbianOS/S60]

E90 購入後一年も経っていないのに、新しい携帯電話を買ってしまいました。
Nokia N78 です。
  http://europe.nokia.com/A4799134
私にとって初めての Nseries
  http://www.nseries.com/index.html
であると同時に、初めての S60 3rd Edition Feature Pack 2 (FP2)
  http://www.s60.com/life/thisiss60/s60indetail/softwareversions/3rdedition
  http://www.nokia.com/A4136001?newsid=1102828
端末です。
一応、今年から生活が変わって小型軽量な端末の方が
都合がよくなったという理屈をつけての購入なのですが、
実際のところは買い物症候群ですね。

もともと N82
  http://www.nokia.co.jp/about/release_071114.shtml
のコンセプトが気に入っていたのですが、
意外に厚みがあるのと、キラキラした外観に
手を出しそびれていました (その後黒色も出ましたが)。
N78 は、N78 に比べると薄型ですし、
スタンバイ状態のすっきりした外観に惹かれました。
デザイン上のアクセントでもある 10キーは、意外に打ちやすいです。
ただし、周囲に配置された機能キーやソフトキーは、
押した感じがやや気持ち悪いところがあります (慣れましたが)。

FP2 は、SIM contacts が本体と同時に閲覧できたり、
ファームウェア更新が OTA (over-the-air) でできたり
  http://europe.nokia.com/A4577225
と FP1 からずいぶん進化している印象です。
ある意味、国産携帯電話に遅れを取っていた部分が補強されたとも言えます。

その分、未だ、タスク切り替えが利かない時があったり、
GMail app (MIDP) の動作が怪しかったりしますが、
いかにも Nokia クオリティという印象で
暫くの間はバグフィックスを見守りたいと思います。

Nokia E90 の液晶シールド交換 [SymbianOS/S60]

先日、うっかり Nokia E90 を机の上から床に落として
液晶シールドを割ってしまいました。
粗忽者の私が、携帯電話を落とすのは珍しいことではなくて
E90 もこれまで幾度もの落下に耐えてくれていたのですが、
どうやら下にあったスチール机の足には敵わなかったようです。
RIMG0001.JPG

私は傷や汚れを気にしないので、携帯電話にも
特にケースや保護シートは使っていませんでした。
しかし、今回割れた箇所は液晶パネルの保護シールドで、
割れた隙間から異物が入ったり、割れたシールド自体が
液晶パネルを傷つけかねないので、修理することにしました。

調べると、E90 の外装一式を販売している店が
幾つかありましたが、どれも一万円超と結構高いです。
そんな中、MOUMANTAI という香港のショップが
単体のシールドを売っていることを知り、早速注文。
代金をコンビニで支払ってから約一週間で到着しました。

・NOKIA E90 純正シールド&ロゴプレート (3000円)
  http://moumantai.biz/?pid=5561881
・やはりここは新品に交換したい!E90用隠しネジのプレートシール (800円)
  http://moumantai.biz/?pid=7459824
その他、手持ちに無かった工具も一緒に注文。
RIMG0010.JPG


早速、
  http://www.cellphoner.net/e90-talk/1939-nokia-e90-assemble-disassembly-guide.html
の分解ガイドを参考にしながら、交換作業を行いました。
構造上は、表からシールドだけ剥がせる筈なのですが、
なかなか固く接着されていたのと、液晶パネルを傷つけたくなかったので、
上部筐体を分解、A-Cover を外して作業しました。
結局、割れた古いシールドを手で割りながら除去する羽目になったので、
分解しておいて正解だったと思います。
一時間弱の作業で、すっかり綺麗になりました。

作業過程は写真に撮ったので、後日まとめてみようと思います。

Nokia Web Browser と Amazon.co.jp [SymbianOS/S60]

先日、書店で面白そうな本を見つけたので、
ふとアマゾンで書評を検索しようとしました。
ところが、Nokia E90 (200.34.73) の Nokia Web Browser で
同トップページ
  http://www.amazon.co.jp/
にアクセスすると、アマゾンの携帯向けサイトに飛ばされた上で
  「お客様のユーザIDを取得することが出来ませんでした。
   (中略)
   なお、Amazon(TM)モバイルサービスをご利用いただく
   ためには、お客様がお使いの携帯電話がユーザIDを
   送信可能な設定になっていることが前提となります。」
とのメッセージが表示され、検索させてもらえませんでした。
アクセスラインには依存しないようです。

推測に過ぎませんが、Amazon.co.jp は Nokia Web Browser の
User Agent を携帯電話と認識していて、かつ
携帯電話はユーザ ID (個人情報では無いもののユーザを一意に特定可能な情報)
を送ってくるという前提でシステム設計されているのだろうと考えています。
そうだとすると、嫌な設計ですね。


以上、ピードラさんのサイト
  http://gogosmartphone2.vox.com/library/post/s60そろそろnokia-web-browserも仕様を見直す時期に来ているんじゃないか.html
を読んで思い出したものの、vox.com は非登録者にとってコメントも
トラックバックも付けられないので、代わりにここに記しておきます。


Nokia PC Suite も Smartphone companion を目指す? [SymbianOS/S60]

Nokia PC Suite を Ver 6.86 に更新したところ、
いつの間にか画面構成が大きく変わり、
接続中にはカレンダーの内容や届いたメールが
PC Suite 画面上に表示されるようになりました。
  http://www.nokia.co.jp/support/software/pcsuite/index.shtml
  http://symbian.way-nifty.com/mobile/2008/04/nokia_pc_suite_983f.html

これを見て思い出したのは、Palm smartphone のコンパニオンデバイスである、
「Palm Foleo」です。
  http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0601/hot489.htm
  http://blog.palm.com/palm/2007/09/a-message-to-pa.html
残念ながら発売中止になってしまいましたが、Foleo は、
従来の「PC の補助デバイスとしての PDA」とは逆に、
ほぼ常にオンラインであるスマートフォンが全てのメッセージ
(メール、音声通話、予定など) を掌握しつつ、
大きな画面と使い易いキーボードを有する Foleo でそれを補佐する関係を
提案したという点で、注目すべきコンセプトだったと思います。
おそらくは、軽薄短小化が進むノートPC や UMPC との差別化が
充分に行えなかったために世に問えなかったのだと想像しますが、
使い道は全く異なるデバイスと言えます。
どちらが良いのかは人によって違うのでしょうが、
私には、コミュニケーションや予定管理だけに使う分には、
とてもすっきりした使い方のように思えます。

従来の Nokia PC Suite は、Psion の Psiwin と同様に、
「PC の補助デバイスとしての携帯電話」にデータを転送する/持ち出すことを
主体にした接続ソフトだったと思います。
ところがこれらの新機能は、一部とはいえ Foleo に近い機能を
提供するという点で、PC Suite が大きく舵を切ったのだと理解しました。
今はまだ、PC での使い勝手は必ずしも良くありませんが、
こうした機能が進化していけば、Nokia 自身はハードウェアを発売しなくても、
EeePC 等シンクライアント指向の PC が
スマートフォンのコンパニオンデバイスとして普通に使われる、
そんな時代も来るのかなと期待してしまいます。


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